【人間ドックQ&A】尿酸値が高いと言われた。痛風になるの?現役ナースがプリン体・食事・対策を解説🌸
✍️ 執筆:もも(看護師・保健師歴10年以上/健診センター勤務3年) ▶ プロフィール
皆さん、こんにちは!ももです🍑
尿酸値が高くても、体はほとんど何も感じません。痛みもなく、だるさもない。
だから「病院に行ったけど、薬を飲むほどでもないと言われて、そのまま…」という方がとても多いんです。そして気づいたときには痛風発作——という方が後を絶ちません。
「痛風ってそもそも何ですか?」という方もいらっしゃいます。
今日は、自覚症状のない尿酸値がなぜ怖いのか、そして何をすればいいのかをお伝えします。
🔬 尿酸値って何?
尿酸は、体の中で細胞が壊れたり、食べ物が分解されたりするときに出てくる老廃物です。
通常は血液に溶けて腎臓から尿として排出されますが、増えすぎると血液に溶けきれなくなります。溶けきれなかった尿酸は**「結晶」**になって関節に溜まります。これが痛風発作の原因です。
実は私、患者さんへの指導でよくこう説明するんです。
「尿酸の結晶って、ウニみたいなトゲトゲの形をしているんですよ」
あの海のウニ、想像してみてください。丸くて全方向にとがった針が出ているやつ。あの形の結晶が、関節の中でじゃらじゃらと溜まっていくんです。
関節が動くたびに、その結晶が組織を刺す——。
「夜中に突然、足の親指が燃えるように痛い」という理由が、この形を知るとよくわかりますよね。

| 数値 | 判定 |
|---|---|
| 7.0mg/dL以下 | ✅ 正常(男女共通) |
| 7.0〜8.9mg/dL | ⚠️ 高尿酸血症・要注意 |
| 9.0mg/dL以上 | 🚨 痛風発作のリスク大・要受診 |
😱 痛風発作って本当に痛いの?
痛風発作を経験した患者さんから、健診のときによくこんな話を聞きます。
「夜中に突然、足の親指の付け根が燃えるように痛くなって、シーツが触れるだけでも激痛で…朝まで眠れませんでした」
「風が吹いただけでも痛い」という意味で「痛風」と名付けられたくらい。医学的にも人間が経験できる痛みの中でトップクラスと言われています。
でも、高尿酸血症の状態から痛風発作が起きるまでには時間があります。今の段階で対策すれば、発作を予防できます。
❗「ビールを控えればいい」は半分しか正しくない
尿酸値といえばビール・プリン体のイメージですよね。確かにビールはプリン体が多く、尿酸値を上げます。
でも実は、それ以外にも上げる原因があります。
尿酸値を上げる意外な食べ物・飲み物:
| 要注意 | 理由 |
|---|---|
| 甘いジュース・清涼飲料水 | 果糖が尿酸を上げる |
| 果物(食べすぎ) | 果糖が含まれている |
| 砂糖・お菓子 | 同上 |
| プリン体が多い食品 | レバー、あん肝、干し椎茸、いくら |
健診センターで「ビールは飲まないのに尿酸値が高い」という方によく聞くと、毎日スポーツドリンクやジュースを飲んでいることが多いんです。
水分補給は「水かお茶」——これだけで尿酸値が下がる方がたくさんいます。

💧 水をたくさん飲むことが最大の対策
尿酸は「水に溶けて尿から出ていく」ものです。
だから、水分をたっぷり摂って尿量を増やすことが、一番シンプルで効果的な対策です。
目安は1日2リットル以上。汗をかく夏はそれ以上飲んでください。
水・麦茶・緑茶・ほうじ茶がおすすめ。コーヒーは適量であれば尿酸値を下げる作用があるという研究もあります☕️

✅ 今日からの対策まとめ
- 水・お茶をたっぷり飲む(1日2L以上)
- 甘い飲み物をやめる(果糖が尿酸値を上げる)
- お酒は量を減らす(特にビール・日本酒)
- プリン体が多い食品を控えめに(レバー・あん肝など)
- 適度な運動(ただし激しすぎる運動は逆に尿酸値を上げるので注意)
⚠️ 尿酸値が高いと腎臓にも影響が
あまり知られていないのですが、高尿酸血症は腎臓にも負担をかけます。
尿酸の結晶は関節だけでなく、腎臓の中にも溜まることがあります。長年放置していると、腎臓の機能が少しずつ落ちることも。
痛風発作がないからといって安心せず、定期的に数値を確認することが大切です。
ももからのメッセージ🍑
尿酸値が高い状態は、痛みがないぶん「まあいいか」になりやすい。でも体の中では少しずつ結晶が溜まっています。
一度痛風発作を経験した方は「あの痛みは二度と経験したくない」と口をそろえます。高い状態が続くと腎臓や心臓にも影響が出てきます。
でも逆に言えば、今気づいているなら間に合います。まずジュースをお茶に変えて、水を意識して飲むだけで変わります。小さな一歩から始めてみてください🌸
※当ブログの情報は一般的な情報提供を目的としており、医療行為・個別の診断に代わるものではありません。気になる症状や検査結果については、必ず医療機関にご相談ください。
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