【人間ドックQ&A】便潜血が陽性(+)だった!大腸がんなの?現役ナースが次にすることを解説🌸

【人間ドックQ&A】便潜血が陽性(+)だった!大腸がんなの?現役ナースが次にすることを解説🌸

✍️ 執筆:もも(看護師・保健師歴10年以上/健診センター勤務3年) ▶ プロフィール

皆さん、こんにちは!ももです🍑

健診の結果が届いて、便潜血の欄に「陽性(+)」と書いてあった——そんな場面でこのページを開いてくださった方も多いと思います。

まず深呼吸してください。「陽性=大腸がん」ではありません。でも絶対に放置してはいけない結果でもあります。今日はその理由をお伝えします。


🔬 便潜血検査って何?

便潜血検査は、便の中に目に見えない微量の血液(潜血)が混じっていないかを調べる検査です。

大腸がんやポリープがあると、その表面から少しずつ出血することがあります。その血液が便に混じって出てくるのを検出するのが、この検査の目的です。

健診では2日間の便を採取して検査します(2日法)。

結果 意味
陰性(-) 血液は検出されなかった
陽性(+) 微量の血液が検出された

便潜血検査って何を調べているの?


❗ 陽性が出ても「がん」とは限らない

便潜血が陽性になる原因は、大腸がんだけではありません。

陽性になりうる原因(比較的多いもの):

  • 大腸ポリープ(良性)
  • 痔(いぼ痔・切れ痔)
  • 腸の炎症(大腸炎・過敏性腸症候群)
  • 胃・十二指腸潰瘍
  • 月経血の混入(女性)

実際、便潜血陽性で精密検査(大腸内視鏡)を受けた方の中で、大腸がんが見つかるのは**約2〜3%**です。残りの多くは良性のポリープや痔などです。

「陽性=がん」ではありません。でも——

陽性でも「がん確定」じゃない!


⚠️ それでも絶対に放置してはいけない理由

健診センターで働いていて、こんな言葉を聞くことがあります。

「去年も陽性だったんですけど、痔だと思って受診しなかったんです」

「内視鏡が怖くて、ずっと後回しにしていました…」

大腸がんは、早期に発見すれば治癒率が非常に高いがんです。ステージⅠで発見できれば5年生存率は95%以上。でも進行するほど治療が難しくなります。

便潜血は、症状が出る前の早期に異常を教えてくれる「命の恩人」のような検査です。

陽性が出たら、その意味はただひとつ。「大腸の中を確認してください」というサインです。


📋 陽性が出たら次にすること

STEP1:消化器内科か大腸肛門科を受診

「便潜血陽性だった」と伝えれば、大腸内視鏡の予約をとってもらえます。

STEP2:大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を受ける

カメラで大腸の内側を直接確認します。ポリープが見つかれば、その場で切除することもできます。

STEP3:結果を聞く

異常なければ安心して帰れます。ポリープがあれば定期的な観察が必要になることも。

陽性が出たら次の3ステップ


💡 「大腸カメラが怖い」という方へ

「大腸カメラって痛くないですか?」

これも健診でよく聞かれる質問です。

正直に言うと、腸の形によってはお腹が張って不快感がある方もいます。でも最近は鎮静剤(眠り薬)を使って、ほとんど眠ったまま検査を受けられる施設が増えています。

「どうしても怖い」という方は、予約の際に「鎮静剤を使いたい」と伝えてみてください。大多数の方が「思ったより全然平気だった」とおっしゃいます。


ももからのメッセージ🍑

健診センターで気になるのは、「去年も一昨年も陽性だったけど、痔だと思って…」という方が何年も受診しないでいるケースです。

大腸がんはポリープが少しずつ変化して進行していく病気。だからこそ、早い段階で見つけて取ってしまうことがとても大切です。ポリープの段階で切除できれば、がんになる前に終わります。

ポリープの切除は以前は1泊入院が必要なことが多かったのですが、最近は当日で帰れる施設も増えています。思っているより体への負担は小さくなっています。

「怖くて受診できない」気持ち、すごくわかります。でも検査を受ける怖さより、放置して進行する怖さの方がずっと大きいです。

便潜血陽性が出た今が、あなたの体を守るための一番大切なタイミングです🌸

勇気を出して、一歩踏み出してください。


※当ブログの情報は一般的な情報提供を目的としており、医療行為・個別の診断に代わるものではありません。気になる症状や検査結果については、必ず医療機関にご相談ください。


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