【人間ドックQ&A】中性脂肪が高いと言われた。お酒を飲まないのになぜ?現役ナースが原因と対策を解説🌸
✍️ 執筆:もも(看護師・保健師歴10年以上/健診センター勤務3年) ▶ プロフィール
皆さん、こんにちは!ももです🍑
「中性脂肪が高い」と言われると、まず「お腹のお肉がなかなか減らなくて…」という話になる方が多いです。
でも、その原因が何かと聞かれると「なんとなく食べすぎ?」「お酒?」とはっきりしない方がほとんど。実はここに大きな誤解があって、それを知っているかどうかで対策が全然変わります。
中性脂肪って何?
中性脂肪(トリグリセリド)は、食事から摂ったエネルギーを体に蓄えておくための貯金みたいなものです。
エネルギーが必要なときに使われるので、ある程度は必要。でも貯め込みすぎると——
- 血液がドロドロになる
- 動脈硬化を進める
- 脂肪肝になる
- 膵炎のリスクが上がる
という問題が起きてきます。
特に500mg/dL以上になると急性膵炎のリスクが高まります。膵臓が自分自身を消化してしまう病気で、救急車を呼ぶほどの激しい腹痛が突然起きることも。「少し高いだけ」と放置していると数値がじわじわ上がることがあるので、早めに対処することが大切です⚠️
| 数値 | 判定 |
|---|---|
| 150mg/dL未満 | ✅ 正常 |
| 150〜299mg/dL | ⚠️ 要注意 |
| 300mg/dL以上 | 🚨 要受診 |
| 500mg/dL以上 | 🏥 緊急受診 |

❗ 実は「糖質」が最大の原因
中性脂肪を上げる最大の原因は、**「糖質」**なんです。
ご飯・パン・麺・お菓子・ジュース——これらの糖質を食べると、体の中でエネルギーに使われます。でも使い切れなかった分は中性脂肪に変換されて、体に蓄積されます。
お酒も確かに中性脂肪を上げますが、毎日三食の糖質の方がずっと影響が大きいんです。
健診センターで「中性脂肪が高い」方のお食事を聞いていると、こんなパターンが多いです。
- 毎日白米を大盛りで食べている
- 甘いコーヒーやジュースが習慣になっている
- 果物を「体にいいから」とたくさん食べている(果物の果糖も中性脂肪になりやすい!)
- 忙しくて朝食を抜いて、夜にどかっと食べる
どれか心当たりありませんか?😊
🍊 果物に要注意!
「果物は体にいいから毎日食べてます」という方、実は中性脂肪が高い方にとっては注意が必要です。
果物に含まれる「果糖(フルクトース)」は、ブドウ糖と比べて中性脂肪になりやすい性質があります。
果物がダメというわけではありませんが、1日の目安は片手のひら1杯分程度。食べるなら朝食がおすすめです。
✅ 中性脂肪を下げる3つの対策
① まずは「糖質」を見直す
お酒より先に甘い飲み物とご飯の量を見直してみてください。ジュースをお茶に変えるだけでも変わります。
② 青魚を週2〜3回食べる
サバ・イワシ・サンマに含まれるDHA・EPAは、中性脂肪を下げる働きが医学的に証明されています。缶詰でもOK。手軽に続けられます🐟
③ 食後に体を動かす
食後の軽い運動が中性脂肪を燃やします。食後20分のウォーキングが理想ですが、時間がない方は食後の掃除や片付けでもOK。とにかく体を動かすことが大切です。
私が忙しい方によくおすすめしているのが、歯磨きしながらスクワットです。歯磨きは毎日必ずしますよね。その3分間だけスクワットをする。たったそれだけですが、365日続けるとしないのとでは全然違います。筋肉がつくと基礎代謝が上がり、じっとしていても脂肪が燃えやすい体になりますよ🌿

ももからのメッセージ🍑
「食事も気をつけてるのに、なんで下がらないんだろう…」そんなふうにモヤモヤしていた方が、「原因が糖質だったんですね」と気づいた瞬間、パッと表情が明るくなることがあります。
原因がわかれば、対策が変わります。ご飯を少し減らしてジュースをお茶に変えるだけで、3ヶ月で正常値に戻った方が何人もいます。
体は正直に応えてくれます。今日からの小さな積み重ねを、一緒に始めましょう🌸
※当ブログの情報は一般的な情報提供を目的としており、医療行為・個別の診断に代わるものではありません。気になる症状や検査結果については、必ず医療機関にご相談ください。
こちらの記事もあわせてどうぞ🌸